6.04.2013

人間の肉食や家畜は1万年以上前から続いている。



ART/Keiko Olds  幸せな家畜たち、本来あるべき農場。


私は人間が肉を食べることは反対だが、肉を食べるなとは私個人が叫ぶことは出来ない。なぜならこの世から肉食が無くなるなど決して起こらないからだ。しかし野生動物を捕らえて食べることは止めたい。特に哺乳類。こう言う事を語ると必ず「ならば魚や鮫は良いのか。犬やイルカ農場を作って繁殖させれば食べても良いのか」などというヒネくれ者が出てくる。

紀元前8000年頃から古代アフリカやエジプトで、イノシシ(現在の豚)牛、ほろほろ鳥(現在の鶏)が家畜として飼われていたと言う。
だから人間はもう1万年以上も豚や牛、鶏を食べてきたのだし。犬猫がもう野生動物でないようにそれらも野生動物ではない。

中国人は信じられないほど何の動物でも食べる。それはつい最近までの飢饉や貧困にある。古代から中国ではイナゴや干ばつの被害がとても多い。その度に食料を求めて野生動物を獲っては食していた。しかしそれは中流階級の事で、もっと貧困な中国人は野生動物すら手に入らなかった。故にどうしたかと言うと、自然と人肉に走るわけである。人肉を手に入れるために隣の部落を襲う。隣の部落が襲って来ないよう中国の部落は塀に囲まれていた。これは遠い昔のことではなく1960年頃まで続いていたようで、幼い頃に人肉を食べたことのある中国人は今も多く健在である。。今は人肉は食べられてはいないが、人間を食べることができるわけだから野生動物はご馳走だ。普通人間は共食いは本能が許さないためにあり得ないが、人間がそれほど真に飢餓に苦しむと人の肉でさえ食べてしまう。そして、恐ろしいのはそれに慣れてしまうこと、まるで世界中に増えているファクト,リーファームも同じなのだ。ファクトリーファームとは家畜が痛みやストレスを感じない単なる物として育て屠殺し出荷する場所である。中国人はそうした歴史を持つが故に動物の生死に疎いのではないか。店先で生きたチキンを殺して売ったり、あるサファリパークで客の目の前で生きた牛をライオンに与える、毛皮業が生きたタヌキや狐の皮を平気で剥ぐ。まるで仏教の地獄絵そのものだ。地獄絵はこちら。http://misokeikonaturelove.blogspot.com/2013/06/buddhist-hell-art.html

しかし中国に限った事ではない。他の国も似たようなケースはたくさんある。あるアジアの国は宗教的な意味で、羊などの家畜を柵で囲い水も食料も与えず餓死させてから食する。ある国の祭りでは豚を仰向けにし手足を縛り大の字にして生きたまま刀で胴体を真っ二つに切り裂くなど。人間は時として苦しみ逃げ回り血を流すものを見て興奮や快感を覚えるというサディスティックな部分を持っている。ボクシングやサスペンス、ミステリー、ホラームービー、また殺人事件のニュースなど観たくなるのはそのせいだろう。闘牛にしろロデオにしろ苦しみ、救いを求める動物を追い詰めていくような人間の楽しみのために群衆の前で虐待されるのはとても心苦しい。

最近のニュースで耳にしたが、中国がアメリカの食肉会社を買収したらしい。それは中国の食肉は安全でないからだ。豚や鶏を同じ所で非常に不潔な環境で飼育する為、様々な病原体が発生する。また野生動物も未知の病原菌を保持している。だがアメリカの食肉なら中国よりずっと安全なわけだが、中国は非常に人口が多く、 1.344 billion (2011)人、その人口に見合った豚肉をアメリカで飼育するとなると、またファクトリーファームが増え、不幸な家畜をたくさん生むことになる。US 311.6MILLION
私はファクトリーファームを廃止したいといつも思い続けている。これではますます悪くなる一方ではないか。
ファクトリーファームの動物はフォアグラのダックや北京ダック、また毛皮用の動物を育てるのと同じように、横になることも身をよじることも叶わない狭い個々のケージの中で動物が一生不自由な生活を強いられ虐待されながら育ち少しの幸せすら与えられず殺されていく所だ。あなたが毎日食している肉は悲しみ苦しんであなたに殺された動物として感謝と謝罪を込めて大事に食べて欲しい。

初めに述べたが私は肉食を反対しているわけではない。肉食は決して無くならないからだ。なぜなら人間は1万年以上肉を食べ続けて来たからである。だからこれを口にするのは非常に悲しいことなのだが、ペットは別にした家畜だけにして欲しい。その家畜にしてもファクトリーファームは廃止して、昔ならではの大きな土地で、生まれてから死ぬまでのたったひとつの動物の生涯を幸せに暮らさせて欲しい。せめて食べられてしまうならその動物に幸せのお返しくらいは与えてやってはくれないだろうか。手間や人件費はかかるのは解る。でも相手がもし人間だとして考えれば少しは慈悲の心も生まれるのではないのか。今まではそうしてきたのだから今だってできるはずなのだ。

もうひとつ、人間は食に取り憑かれてしまっている。それだけ美味しいものが日に日に増えているのだからどれも食べてみたいという衝動や誘惑に駆られてしまうし、どこでも手に入るようになり実行も可能だ。だから人は我慢出来なくなっている。中国も今は過去のような飢饉も殆どないし経済的にも安定してきているのだから、先進国に早く追いつきたいのは解る。が、やはり自分の国の古く悪い文化や貧民層を無くす事、そして、その莫大な人口をコントロールする事が先決にして欲しい。先進国になるにはベースを作らないと見た目だけではいつか崩れてしまうぞと言いたい。出生率を抑える法案を作り、世界の声に耳を傾けて欲しい。



このような話をすると、まるで中国人のイメージが悪くなるので訂正する。多くの中国人がそうした動物たちを護ろうとする動きがある。私は何度も肉食や毛皮にされる犬猫を懸命に彼等が救っているのを知っている。だから誤解しないで下さい。多くの中国人、韓国人が動物達を救おうと必死に戦っています。
http://forcechange.com/65725/encourage-animal-welfare-activists-in-china/

★こちらは虐待などの動物を守るための嘆願書です。英語ですができるだけ多くの署名を必要とします。これはほんの一部です。多くの人々が戦っています。ひとつでもいい、参加してください。

No comments:

Post a Comment

(Comments will not appear immediately, I will confirm and add them to the comments through my inbox)

PLEASE GIVE ME COMMENT. YOUR MESSEAGE WOULD BE HELPFUL FOR FUTURE CONTENT TO MY BLOG AND WORLD. PUBLISH ALL YOUR COMMENT. WE MAKE THIS BLOG TOGETER.(=゚ω゚)ノ